こんにちは。
クラーレには日々色んなストレスを抱えたお客様がいらっしゃいます。
仕事や人間関係以外に最近増えてきたストレスの原因が「介護」。
介護の問題は介護者だけでなく介護される側の気持ちもあるので難しい問題です。
先日お客様からこんなお話が。
「おばあちゃんの動作がおぼつかなくなってきて・・・。1日中こたつの中。散歩とか簡単な体操くらいしないと体動かなくなっちゃうよって言っても、『そんな簡単に動けなくなるわけない』ってあんまり聞いてくれなくて・・・。」
とお悩みのご様子。
なので現在介護度5の私の祖父がどうして介護度5になったのか、その経緯をお話ししました。
約3年ちょっと前。
当時、祖父は80代後半。しかし年に1~2回は神奈川の伯母の家に、祖母と二人で電車を乗り継いで遊びに行くほど身体は元気。そして大の病院嫌いもあって数十年間病院へはかかったことが無いのですが健康診断ですら受けませんでした)、病気も身体の不調もなく過ごしていました。
神奈川の伯母の家から帰ってきて
「風邪っぽいからちょっと寝る。夕飯は部屋に持ってきてくれ。」
と部屋で寝ていました。
その時に「部屋に食事を持ってきてもらうのが楽。」と思ってしまったのか、熱が下がっても理由を付けては食事を運ばせ、自分はトイレに立つくらいしか部屋を出なくなってしまいました。それ以外は布団の中で横になってゴロゴロするという生活が3日間。
そして4日目の朝。昨日までは立ってトイレに行けていたのに、トイレまで壁などに手をついての伝い歩きになってしまいました。
これはまずい
と祖父に運動や部屋から出て日常生活を送るよう説得したのですが、
「俺は病気なんだ。病気になったから身体が動かなくなったんだ!寝てなきゃだめなんだ!!」
とまったく聞きいれませんでした。数十年間病院にも行かず、健康や病気にも無関心だったので、『身体を動かさないと動けなくなる』というような知識は皆無だったんです。
優しく身体を動かすよう促してもダメ
無理やり部屋から引っ張り出してもダメ
断固として布団からは出ようとしない
私から母に
「介護申請した方が良い。」
と伝え、祖父が伝い歩きになってしまった日から約2週間後に介護認定の調査員による調査。
1カ月後に伝えられた結果は
介護度4
つまり、伝い歩き出来た状態から2週間で
自力歩行困難、ほぼ寝たきり状態
になったんです。
2カ月前までは神奈川まで電車で旅行に行ける身体だったのが、2カ月後には介護度4です。
介護認定調査の際に主治医の意見書が必要なので数十年ぶりに病院で検査。
呼吸器系、循環器、消化器などの疾患無し。老人性高血圧があるくらい。
病気が無くても介護が必要な身体になってしまったんです。
介護認定出た後も、筋力低下は進み腹筋が衰え自力で身体を起こすことも困難になり、自力排尿が出来なくなりました。
医師や看護師さん、家族も運動を勧めましたが、その時は「わかった」と言ってもあまりやらず症状は悪化していったんですね・・・。
そして現在は介護度5まで落ちてしまいました。
この話を聞いたお客様、
「思った以上に筋力が落ちるスピードが速い・・・。でもこの話、うちのおばあちゃんにすればちょっとは危機感持ってくれるかも。」
と、色々考えるきっかけになったようです。
よく「人間の身体は思っているより丈夫だ。」と聞きますが、それと同時に「人間の身体は脆弱だ。」と自分の祖父を見て思いました。
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