こんにちは。
この間久しぶりに本屋さんへ行きました。
するとボディメイクに関する書籍の特設コーナーがありました。
未だに根強い人気の『体幹トレーニング』系の本や『ベリーダンス』や『フラダンス』などダンスの動きをエクササイズとして紹介するダンス系エクササイズ本、チューブや小さなゴムボールやポール型クッションを付録として付け、それを使ったエクササイズを紹介する付録付きエクササイズ本など色々あって見てて楽しかったです（＾ｖ＾）
一昔前は主に食事制限などをメインにした『単品ダイエット』系（「朝バナナ」や「リンゴダイエット」など）が多かった気がしますが、やはり食事だけではなく運動を取り入れることも大事だと再認識されてきたんでしょうか。何にしても良い事です。
今一番出ていたのは『体幹トレーニング』系の本でしょうか？私がスポーツクラブに勤務していた時も
「体幹トレーニングのメニューを組んで欲しい。」
という要望が多くありました。
その日も「体幹メニューを組んで欲しい。」と運動初心者の方から要望を受け、
「じゃあ、チェストプレス(胸筋）とー、ローイング（背筋）とー、クランチ（腹筋）とー・・・」
とマシンを使ってのメニューを組もうとすると
「え？体幹トレーニングが良いんですけど・・・。」
「・・・？体幹のトレーニングですけど？」
「体幹トレーニングってマシン使わないですよね。体幹トレーニングの本ってあるじゃないですか。あーゆートレーニングメニューがやりたいんです。」
＊『体幹』とは腕や脚、頭部を除いた部分なので、マシンを使う使わないは関係ないです。
「あー・・・例えばバックダイアゴナルみたいな？」
「そうそう！長友選手とかがやってるやつ!!」
会員さんが運動初心者という事もあり、本当はマシントレーニングを勧めたかったのですが、マシントレーニングと自重トレーニング（器具やマシンを使わないトレーニング）のメリット・デメリットを両方説明してもなお本人の強い要望により自重体幹トレーニングメニューを組みました。
そんなお客さんが増えてきてなんとなく
マシントレーニングよりも自重トレーニングの方が
効果が高い
プロスポーツ選手もやってるから「トレーニング慣れしてる」って感じ
というようなイメージが出来てきてるのかな？と思いました。
でも、はっきり言って
運動初心者なら
マシントレーニングをこなした方が効果は出やすいと思います。
もちろん自重トレーニングでも効果はあるのですが、それは自重トレーニング中にトレーナーが付いててくれればの話です。
何故かというと
マシントレーニングはフォームが崩れにくく
自重トレーニングはフォームが崩れやすい
から。
自重トレーニングの説明で正しいフォームを教えてもらっても、回数を重ねるうちにフォームが崩れ、しかもフォームが崩れていることに気付かなかったりします。
なので、『体幹トレーニング』系の本もトレーニング慣れしていて、どんな動きをするどこの筋肉がトレーニングされるという事がある程度解っている人なら、本を見ながら正しいトレーニングが出来ると思いますが、トレーニング慣れしていない人は本に載っているような動きをしていても実際出来ているかどうかは疑問です。
私の場合、スポーツクラブで自重トレーニングを勧めるのは
マシントレーニングが一通りその人にあった適正ウェイトで正しいフォームで出来ている
マシントレーニングではなかなか出来ない動きのトレーニングがしたい
マシントレーニングの最低ウェイトでも出来ない（怪我をしている人や年配の方など）
というような場合です。
スポーツクラブへは行けないから自重トレーニングがしたいという場合は、なるべく簡単なものを教えます。
マシントレーニング、自重トレーニングはそれぞれメリット・デメリットがありますので自分の目標や現段階の体力・筋力を考えてチョイスしましょう。それが一番効果が上がります（＾ｖ＾）
どちらが良い悪いというのはありません。
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